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近野賢一、リサイタル終了

バリトン歌手、近野賢一のリサイタルが無事終了しました。
ご来場いただきました方、ありがとうございました。

近野とは、彼が15歳、僕が21歳の頃からのつきあいになります。僕が母校、室蘭栄高等学校に教育実習(教科は、音楽)にいったとき、彼は高校一年生でホルンを担当していました。僕自身が大学でホルンを専攻していたこともあり、学生の指導を任されました。彼は、高校に入ってはじめてホルンを持ったので、楽譜の読み方やマウスピースの吹き方のような本当に基礎的な内容から教えたのを覚えています。その彼が高校二年生の頃、音楽の道を志すことになり、新潟大学、京都市立芸術大学大学院を卒業後、現在はドイツのフライブルク音大に在籍しています。

帰郷コンサートは、今回が3回目。彼の家族や関係者が手伝いをする自主公演でした。赤字にならなければいいよ、という思いで企画したリサイタルでしたが、雨のなか多くの方に足を運んでいただき、素晴らしいリサイタルになりました。ここ三年間のリサイタルのなかでは、昨夜の演奏が一番であったと思います。

シューベルト作曲「冬の旅」を全曲、休憩なしで70分で演奏するというプログラム。言葉にすることが難しいくらいの集中力を要求されます。彼もピアニストも、最初から最後まで演奏に集中し、観客を魅了しました。シューベルトがこの曲を作曲した30歳になろうとしている年に、彼が高校生の頃から愛した曲を地元で演奏したことは、大きな意味があったのではないかと思います。

今回のリサイタルでは、ステージマネジャーをやらせていただきましたが、後輩のリサイタルを手伝える喜びは、非常に大きなモノでした。繰り返し僕はいうのですが、「誰が幸せかといえば、ドイツで日々勉強をしているキミではなく、優秀な後輩を自慢できる僕だと思うよ。」21歳の音大生だった僕が15歳の彼と知り合ったことからはじまった交流は、14年になりました。「音楽」がくれた素晴らしい出会いに感謝です。

これだから、音楽はやめられない。
音楽のために、仲間のために、心を尽くす。
ひとつのものをみて、心をかさねる。

2日後には、室蘭栄高等学校吹奏楽団OB会「奏友会」の演奏会があります。
近野賢一もホルンを持ち、僕と同じステージに立ちます。


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by lc-a | 2009-08-14 07:58 | 日記的に
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北海道在住、佐藤義高のブログです。1996年頃から、Webに文章を書いてきました。


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