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Con Vento

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行動と音楽

漠然と音楽の道に進みたいと思ったのは、1991年。僕が高校二年生だった頃です。中学校時代からシンセサイザーにふれていたせいか音楽を作ること・・空間を満たすための音楽にとても興味があった。テレビやCDで聞く「新しい音色」を自分で作ることが出来る魔法の楽器シンセサイザー。弾けないパッセージも自由にシークェンサーに打ち込めば自動演奏できることにも魅了された。「SF映画的」あるいは「飛行機のコクピット的」にボタンがたくさん並んでいて・・LEDがピカピカ光っている様子をみているだけで気持ちが高揚したのを覚えている。

僕が高校時代に最も興味があったのは、何らかの「行動」に最もあう「音楽」の関係だった。例えば、お風呂に入ってリラックスしているときに最適な音空間(楽曲であっても音色であっても)は?彼女と初めてデートして、手をつないだときに最適な音空間は?とか。真剣にそんなことを考えた。そして、自分の気持ちを音楽で表現することにも興味を持った。「今の気持ちを即興演奏で」とか。

1991年というと国立音楽大学に音楽文化デザイン学科が出来た年。この学部は僕がやりたいことに近いかもしれない!?と思っていたのですが、たまたまつけたテレビでやっていたN響アワーをみて・・松崎裕センセイ(NHK交響楽団主席ホルン奏者)のホルンを聴いて、ノックダウン。翌日には、音大年鑑で松崎センセイが教えている大学を調べて、「よしホルンだ!」となってしまったのです。

えぇっと、話がそれました。

最近、様々な場面で「行動と音楽」「場所と音楽」「時間帯と音楽」に違和感を感じることがあって、どうしたら良いだろうと感じることがあります。まるでお料理とワインがあわなかったときのような気持ちになるのです。一瞬にして色彩を失い、言葉すら失ってしまう。少し大げさかもしれないけど、そんな感じです。

もしかしたら、「自分で音を紡ぎなさい」ということなのかもしれません。

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by lc-a | 2009-11-25 01:03 | 思うこと
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北海道在住、佐藤義高のブログです。1996年頃から、Webに文章を書いてきました。


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